【オールドレンズ】バランスのとれた有能レンズ「MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4」実写レビューと作例紹介

今回はオールドレンズの中でも比較的安価なミノルタシリーズの「MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4」についてご紹介していきます。

非常に明るいレンズですが、低価格で市場にもたくさん出回っているレンズです。

このレンズはこんな人におすすめ

・F1.4のボケを手軽に試してみたい人

・全体的にバランスがとれたレンズが欲しい人

・夜間撮影が多い人

それでは早速本題にいきましょう!

「MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4」について

焦点距離50mm
絞り最小 f1.4 – 最大 f16
レンズ構成6群7枚
絞り羽根6枚
撮影距離最短 0.45m – 最大 ∞
フィルター径49mm
マウントミノルタ SRマウント
重さ220g

このモデルは 1979年~1981年代に発売されたレンズになります。

焦点距離はフルサイズカメラで50mm、APS-Cカメラでは、75mm相当で撮影できます。

品質は全体的によく、コンパクトでバランスの取れた作りをしています。

全面にあるネームプレートだけがプラスチック製で、他はすべて金属製になります。

フォーカスリングは触り心地の良いゴム素材で、スムーズに動作します。

マウントはミノルタでのみ採用されたいたミノルタマウントになります。MDマウント、MCマウントなど、呼び方様々ありますが形状は同じものになります。

「MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4」の価格

フリマサイトやオークションサイトでは、だいたい¥4,000~¥8,000で取引されています。

オールドレンズなのでもちろん中古になります。

下のボタンから「MINOLTA MD 50㎜ F1.4」を探してみて下さい。

もしかすると状態がいいものや、格安で出品されているものがあるかもしれません。

「MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4」の外観

Nikon Z7にK&F Concept マウントアダプターでマウント変換し装着しました。

マウントアダプターを使用しても、不格好にならないです。

さらにft表記に使われている緑色が、良いアクセントになってオールドレンズ感を引き立たせています。

「MINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4」の撮影テスト

それぞれの絞り値でテストしてみました。

ピントは中央にある木に合わせています。

周辺部

F1.4では大きく周辺減光が強めに出ています。F4から減少していきます。

開放撮影での周辺減光は、RAW現像で修正できるのでそこまで気にすることはないです。

中央部

次に中央部を見ていきます。

F1.4のみで強めなパープルフリンジが発生します。F2から目立たなくなります。

F5.6から解像感が出て、F8からは安定していきます。

開放ではかなりフワッとした写りになりますが、優しい表現には適しています。

「MINOLTA MD 50㎜ F1.4」の作例

今回はNikon Z7にFTZ(マウントアダプター)を介して撮影しました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

F1.4の明るさをもつレンズは、日中撮影の美しいボケの描写や、夜間撮影で力を発揮してくれます。

中古市場でも頻繁に見つけられるレンズなので、もし見つけたら是非購入してみてください!

別記事にてNikonのオールドレンズまとめているので、気になる方はこちらもご覧ください。

合わせて読みたい

2024年版のNikon(ニコン)オールドレンズおすすめランキングを今回はご紹介していきます。 近年、デジタルカメラのテクノロジーは驚異的な進化を遂げ、新たなレンズが次々と登場していますが、一方で古典的なオールドレンズたちも、その魅[…]