【オールドレンズ】値段以上の価値がある銘玉単焦点レンズ「Ai NIKKOR 50mm f1.4」実写レビューと作例紹介

過去の24mm、35mmとNikonオールドレンズシリーズをご紹介してきましたが、今回のレンズはさらに一段と優れものです。

今回はそんな色褪せない最強と言ってもいいレンズ「Ai NIKKOR 50mm f1.4」をご紹介していきます。

私が愛用していたオールドレンズの中でも、かなりのお気に入りで、今でもよく使っています。

このレンズはこんな人におすすめ

・明るいレンズが手ごろに欲しい

・高級感のあるオールドレンズが欲しい

・画質が担保されたレンズが欲しい

それでは早速本題にいきましょう!

「Ai NIKKOR 50mm f1.4」について

焦点距離50mm
絞り最小 f1.4 – 最大 f16
レンズ構成6群7枚
絞り羽根7枚
撮影距離最短 0.45m – 最大 ∞
フィルター径52mm
マウントNikon F
重さ255g

このモデルは 1977年から 1981年まで製造されました。

焦点距離はフルサイズカメラで50mm、APS-Cカメラでは、75mm相当で撮影できます。

NIKKOR 50mm f/1.4には、Ai改、Ai、Ai-sのバリエーションが存在します。

このレンズは中間に位置するAiになります。

材質はオール金属で、フォーカスリングは回しやすいゴム引きになっています。

絞りリングは全絞りでカチッと音が鳴り、同時に回転もスムーズで回していて楽しくなってきます。

他のNikon Fマウントと同様に一眼レフに装着して使用できます。ZシリーズであればFTZを使用すれば快適に使用できます。もちろん他社カメラであってもアダプターがあれば問題なく使用できます。

「Ai NIKKOR 50mm f1.4」の価格

フリマサイトやオークションサイトでは、だいたい¥1,0000~¥15,000で取引されています。

オールドレンズなのでもちろん中古になります。

下のボタンから「Ai NIKKOR 50mm f1.4」を探してみて下さい。

もしかすると状態がいいものや、格安で出品されているものがあるかもしれません。

「Ai NIKKOR 50mm f1.4」の外観

上からフィルム「F3HP」、一眼レフ「D300S」、ミラーレス一眼「Z7」、それぞれで装着してみました。

どのカメラに使用してもオールドNIKKORの魅力が十分に引き立っています。

Fマウントなので現在も販売されている一眼レフD850やD780でも使用可能、マウントアダプターを使えば他社製品カメラでも使用が可能です。

「Ai NIKKOR 50mm f1.4」の撮影テスト

それぞれの絞り値でテストしてみました。

ピントは中央にある救命浮き輪に合わせています。

周辺部

F1.4では大きく周辺減光が見られます。F2.8から目立たなくなる印象です。

見る人の捉え方によって周辺減光は、中央部の被写体が引き立つよう見えたりするので、味として思っていればさほど気になりません。

中央部

次に中央部を見ていきます。

F1.4ではかなり、ふわっとした独特な写りになります。

ですがF2に変えると、一気にシャキッとした写りに変化します。

そこからF11まで解像感を一定で維持し、F16で少しボヤっとします。

「Ai NIKKOR 50mm f1.4」の作例

今回はNikon Z7にFTZ(マウントアダプター)を介して撮影しました。

最後に

いかがだったでしょうか?

F1.4の明るさを備えたこのレンズは、背景のボケの美しさ、暗所での撮影にも有効といった強みがあります。

オールドレンズではありますが、ハッキリ言ってまだまだ現役で撮れる最高級のレンズだと思います。

別記事にてNikonオールドレンズまとめをご紹介していますので合わせてご覧ください。

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