近年のカメラ界では、機能や性能の向上が顕著です。
しかし、その一方で多くの人が「カメラの楽しみが減ってきた」と感じているのも現実です。
本記事では、この現象の背景にある原因と、カメラの楽しみを取り戻す方法についてご紹介していきます。
✓この記事はこんな人におすすめ!
- カメラの機能が優秀すぎて飽きてきた人
- 写真を撮っている気分になれない人
- 性能が良すぎて上達しない人
それでは早速本題にいきましょう!
カメラの楽しさが減っている原因

カメラの楽しさが減少している背景には、いくつかの要因が考えられます。
まず、デジタル技術の発展により、自動化された機能が増え、撮影体験が単純化されたことが挙げられます。
さらに、SNSやスマートフォンの普及で、写真を撮る行為が日常化し、特別な体験ではなくなったことも影響しています。
瞳AFによって、人物撮影が流れ作業になり、写真を作り出す楽しみが減っています。
簡単に撮影できるのは、とても魅力的な機能ですが、たまにはシングルフォーカスを使ってみるのもアリです。(私はシングルフォーカスしか使いません)
カメラの楽しさを取り戻す方法
撮影が単純作業になりつつありますが、カメラの楽しみを取り戻す方法はまだあります。
3つの視点で詳しく解説していきます。
一眼レフ機を使用する

ミラーレスカメラは、機能も優れていて、軽量という魅力を兼ね備えています。
ですが、この時代の流れに逆らってデジタル一眼レフ機を使用すると、カメラ本来の楽しさを取り戻すことができます。
一眼レフは重量やシャッターフィーリングが非常に高いので、撮影プロセスの手応えを感じやすいです。
撮影体験が変わることで、出来上がる写真にも変化が起きること間違いなしです。
過去の記事で私のお気に入りの一眼レフNikon D300SとNikon D4について紹介していますので、合わせてご覧ください。
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フィルムカメラを使用する


フィルムカメラは、その独特な色彩表現やフィルムごとの個性など、デジタルでは得られない魅力があります。
フィルムには限られた枚数の撮影枚数があるため、撮影する際により慎重になり、写真に対する思考が深まります。
これは私が実際にフィルムカメラに触れて感じたことです。
少しでも興味がある人は、一度は体験しておくことをおすすめします。
私が愛用しているフィルムカメラはNikon F3 HPで、よく使うフィルムはKodak gold 200です。
気になる方はこちらの記事をご覧ください。
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オールドレンズを使用する


ミラーレスカメラでも、オールドレンズを使用することで独特な写真を生み出すことができます。
その特有の描写やボケ味は、デジタルレンズにはない味わいがあります。
また、手動フォーカスや絞りリングの操作をすることにより、本来カメラの在り方を考え直すきっかけにもなります。
私がよく使うオールドレンズは、YASHICA AUTO YASHINON-DS 50mm F1.7とAi NIKKOR 50mm f1.4です。
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まとめ
それではカメラ本来の楽しみを取り戻す方法についてのおさらいです。
- 一眼レフ機であえて不便にする
- フィルムカメラで撮影体験を根本から変える
- オールドレンズでデジタルにない独特な写りを感じる
最後に
いかがだったでしょうか?
デジタル技術の進化や普及によって、写真撮影は手軽になりましたが、その一方で失われつつある楽しみがあります。
しかし、一眼レフ機やフィルムカメラ、オールドレンズなどを活用することで、新たな写真の楽しみを見つけることができます。
自分なりのスタイルや表現方法を模索しながら、撮影との向き合い方を考えていきましょう!