撮影モードは様々ありますが、みなさんはどのモード使用していますか?
実は写真撮影において、カメラのマニュアル設定は重要な要素です。
私は10年間にわたり、ほぼすべてのシーンでマニュアルモードを使用してきました。
この記事では、その10年の経験から得た知識や発見、そしてマニュアル設定のメリットについてご紹介します。
普段、オートモードや絞り優先モード、シャッタースピード優先を使用している人は、この記事で新たな気づきやヒントが得られると思います。
それでは早速本題にいきましょう!
マニュアル設定とは?

カメラのマニュアル設定は、写真撮影において露出やフォーカスなどの様々な設定を、ユーザーが手動で調整できるモードです。
通常、カメラはオートモードで動作し、センサーやアルゴリズムによって瞬時に最適な設定を選択しますが、マニュアルモードでは使用するユーザーがこれらのパラメーターを直接制御します。
マニュアル撮影は主に以下のことを設定していきます。
レンズの開口部の大きさを調整し、被写界深度を変えます。大きな絞り値は背景をボケやすくし、小さな絞り値は被写体から背景まで鮮明に写します。
シャッターが開いている時間を制御し、動きを凍結したり、ぼかしたりします。速いシャッタースピードは動きをキリッと捉え、遅いシャッタースピードは動きを流し感じさせます。
カメラのセンサーの感度を調整します。低いISO値は明るい環境での使用に適しており、高いISO値は暗い場所での撮影に向いていますが、ノイズの発生が増える可能性があります。
これらの設定を組み合わせて使うことで、様々な効果や表現が可能になります。
マニュアルモードは、写真家が状況に応じてクリエイティブに撮影するための重要なツールであり、写真愛好者やプロのカメラマンにとって、自身の視点やスタイルを表現する上で欠かせない要素となっています。
10年間マニュアルで撮り続けて分かったこと
ここらは、実際に私が10年間マニュアルで撮影を続けたことによって、分かったことをご紹介していきます。
ISO、絞り、シャッタースピードの関係性

これらの設定はトレードオフの関係にあります。
例えば、シャッタースピードを速く設定すると、露出が不足する可能性があります。
その際、ISO感度を上げたり、絞りを広げたりすることでバランスをとる必要があります。
経験を積むことで、状況に応じてこれらの要素を的確に組み合わせることができ、クオリティの高い写真が撮影できるようになります。
撮影ごとに設定を固定できる

撮影ごとに設定を固定できることは、写真撮影の制御力を高め、効率的かつクリエイティブな撮影を可能にしてくれます。
経験を通じて最適な設定を見つけ、それを自在に操ることで、写真家としてのスキルや表現力が向上し、より魅力的な写真を創造する手助けになります。
露出を自由に調整できる

マニュアルモードでは、シーンによって異なる明るさが求められることがあります。
例えば、夜景ではあえて暗めなアンダー気味な露出、明るいビーチでの撮影では少しオーバーな露出など、特殊な表現を加えるにはマニュアルモードが適しています。
自由に露出を選択することで、写真に特有の雰囲気を生み出すことができます。
最後に
いかがだったでしょうか?
この記事では、私が10年間にわたりマニュアルモードで撮り続けて感じた発見とメリットについてご紹介しました。
マニュアルモードの仕様は難解なイメージがありますが、使用すると得られる恩恵は沢山あります。
ぜひ、自身のカメラでマニュアルモードの可能性を試してみてください。