最近、どこを見てもミラーレス一眼を首にかけている人が多いですよね。
なんならファッションの一部として、持っている人もいます。
ただ、実際のところ自分が納得のいく写真を撮れているのか疑問なところです。
今回ご紹介するのは、カメラをこれから始めようと思っている人や、未だに上達を感じない人が、どのようなことをすれば上達するか、4つのコツをご紹介していきます。
そもそも上手い写真とは?

上手い写真と言われて、何を連想しますか?
一般的に考えると「感性が磨かれている」、「構図が上手い」、「良い景色」が挙げられます。
ですが、上手な写真を撮るためにはそれだけでは足りません。
写真をさらに向上させるために、以下の4つのコツを押さえておくことが重要です。
- 高機種のカメラにこだわらない
- 標準レンズより単焦点レンズを使う
- はじめに覚える撮影モードはM(マニュアル)モード
- 撮影時にちゃんと撮る
高機種のカメラにこだわらない

最近よく見かけるのが、高解像度カメラですね。
現在では、30万円を超えるなんてことはざらにあります。
ですが、はっきり言ってカメラのスペックが高いからといって、良い写真が撮れるわけではありません。
多くの人がインスタグラムを利用していると思いますが、他の人の写真を見て、「この写真いいな!」と思うとき、一体何に注目していますか?
個人の好みに差はありますが、一般的に画質よりも、構図や魅力的な風景に惹きつけられることが多いです。
高性能なカメラを手に入れたとしても、写真を見て「この程度しか撮れないのか…」とがっかりすることもあるかもしれません。
つまり、カメラ自体が重要な要素ではないということです。
むしろ、高価なカメラを購入するよりも、レンズに投資する方が賢明かもしれません。
また、同じ資金で素晴らしい写真を撮るために海外旅行に行くこともありです。
写真を撮る楽しみや技術は、カメラの性能よりもあなたの創造力と視点に依存しています。
標準レンズより単焦点レンズを使う

最初、私は標準レンズしか所有しておらず、単焦点レンズにあまり興味を示しませんでした。
その理由は、当初の撮影対象が主に風景だったからです。
しかし、標準レンズを使っているうちに、ズームができることで自分が移動しなくても対象をアプローチできるという便利さに気づきました。
しかし、これが逆に上達の妨げになることもあること気づきました。
自分から積極的にアプローチし、考えて撮影する機会が失われてしまうことがあるのです。(もちろん、標準レンズも優れたものですが)
ですから、単焦点レンズは少なくとも1本は持つべきだと考えます。
そして、それを使うことに恐れることなく挑戦してみてほしいのです。
単焦点レンズは、ポートレート撮影の場面でも非常に優れており、多くの創造的な可能性を秘めています。
単焦点レンズ選びを解説した記事もありますので、是非そちらも合わせてご覧ください↓
単焦点レンズは、各社からたくさんの画角が販売されています。 その中でも、今回は扱いやすい2つの焦点距離、35mmと50mmについて触れていきます。 実際に購入する際の選び方と、それぞれ焦点距離の作例を交えながらご紹介していきま[…]
はじめに覚える撮影モードはM(マニュアル)モード


カメラの撮影モードには、自動のPモードやSモードなどが用意されていますが、できる限りこれらを使わないほうが良いと思います。
最近のカメラは非常に進化し、性能が向上していますが、それでもマニュアル(M)モードで撮影することをおすすめします。
あえてマニュアルモードを使用することで、「ISO」「シャッタースピード」「F値」の関係性を理解することができます。
自動モードで写真を撮り続けると、いつの間にか独自の表現を実現できなくなることがあります。
最初はMモードの操作が難しく感じるかもしれませんが、Mモードに切り替えることで、撮影の理解度が深まり、写真の創造性が向上します。
Mモードに慣れることは、絶対に損しません。
いずれ、その知識とスキルが必要になる瞬間が訪れます。
撮影時にちゃんと撮る


「後で加工で何とでもなる」という考え方は、よく耳にしますが、これはかなり危険な考え方です。
当たり前のことかもしれませんが、意外と見落としがちなことです。
初心者や上達を感じられない人が、加工ソフトで編集できると思うのは難しいことです。
だからこそ、後で「ああ、こうすればよかった」と後悔しないように、撮影時にしっかりとした設定で写真を撮っておくことが大切です。
最後に
私はカメラを始めてからもう約10年近く経ちますが、未だに納得がいかない写真になることはあります。
それは、プロカメラマンさんも一緒のことです。
ですが、そこで落ち込まずとにかくたくさん撮影していきましょう。
皆さんは、私のように無駄な時間がないよう充実した写真ライフを送ってください。
写真の良さのゴールや正解なんてありません。
だからこそ、まずは必要なことを抑えてスタートしていきましょう。