手軽な価格で、さらに持ち運びも非常に良いレンズをお探しでしたら、今回ご紹介するレンズは非常におすすめです。
今回は1972年に発売された「NIKKOR-HC Auto 50mm f2」のレンズを作例と合わせてご紹介します。
「NIKKOR-HC Auto 50mm f2」について
焦点距離 | 50mm |
絞り | 最小 f2.0 – 最大 f16 |
レンズ構成 | 4群6枚 |
絞り羽根 | 6枚 |
撮影距離 | 最短 0.6m – 最大 ∞ |
フィルター径 | 52mm |
マウント | Nikon F |
重さ | 205g |
1972年に販売開始、1974年まで生産された貴重なフィルムカメラ用のレンズです。
安定した性能、小型サイズ、頑丈さがあります。
多層膜コーティングと言われる特殊な加工で、あらゆる光の反射を抑えることができます。
フォーカスリングは金属製で、180度回転します。
前玉は回転せず、レンズの内部がわずかに動きます。
絞り開放f2.0では、球面収差が発生しますが絞りをf2.8に絞るとすぐに写らなくなります。
f4.0まで絞るとかなりシャープネスな描写に変化します。
Nikonのオールドレンズでさらに広角が欲しい方は、別記事の「Ai NIKKOR 24mm f2.8」をご覧いただくと参考になると思います。
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価格
フリマサイトやオークションサイトでは、¥7,000~¥10,000で取引されています。
私は中古のカメラショップで¥800で購入しました。
お店によってはさらに安く買える可能性があるので、実際に店舗へ足を運ぶのもありです。
外観
フィルムカメラのNikon F3 HPに装着してみました。
おそらくNikon FEのシルバータイプに付けると、色の組み合わせ的にも良いと思います。
Fマウントなので、現在も販売されている一眼レフD850やD780、マウントアダプターを使えば他社製品のカメラでも使用が可能です。
作例
今回はNikon Z7にFTZ(マウントアダプター)を介して撮影しました。
最後に
SNSに投稿するレベルであれば、十分なほどシャープに写ります。
オールドレンズの手軽さ、価格の安さ、描写力すべてが安定したレンズです。
気軽に購入できるので、一本あるととても重宝すること間違いなしです。
別記事にて、Nikonオールドレンズまとめをご紹介していますので合わせてご覧ください。
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