ポケットに忍ばせる魚眼|「Brightin Star 10mm F5.6 Pro」特徴と作例紹介

今回はBrightin Star様より、単焦点レンズ「Brightin Star 10mm F5.6 Pro」をご提供いただきました。

10mmという焦点距離に加えて、魚眼らしい大胆なパースと広い画角が特徴のレンズですが、実際に触ってみると、見た目以上に気軽に持ち出しやすい一本でした。

APS-C用のMF魚眼レンズで、175°の画角、約100gの軽さ、F5.6〜F22の絞りリング、最短撮影距離0.2mといった仕様を見るだけでも、このレンズが“気負わず楽しむ超広角”をかなり強く意識して作られていることがわかります。

今回は実際に撮影して感じた使用感をベースに、「Brightin Star 10mm F5.6 Pro」の特徴や写りの傾向を紹介していきます。

それでは早速本題にいきましょう!

「Brightin Star 10mm F5.6 Pro」について

スペック

焦点距離10mm(APS-C換算15mm相当)
フォーカスMF(マニュアルフォーカス)
対応撮像画面サイズAPS-C
絞り最小 f5.6 – 最大 f22
レンズ構成5群6枚
絞り羽根5枚
撮影距離最短 0.20m – 最大 ∞
フィルター径
マウントSony E、Nikon Z、Fuji X、Canon RF、M43
重さ116g(Nikon Z)
付属品フロントキャップ、リアキャップ

BRIGHTIN STAR(ブライトイン・スター)」は中国・深セン市のメーカー。
主に販売している商品はレンズやフィルター、カメラアクセサリーになります。
BRIGHTINSTARの名前になった理由は、さまざまな写真家に大口径単焦点レンズを使用して欲しいという思いからきているとのこと。

実際に使って感じた第一印象

最初に持ったときの印象は、とにかく小さい…という感覚でした。

10mmの魚眼レンズというと、もっと大きくて前玉の存在感が強いものを想像しがちですが、このレンズはどうみてもコンパクトです。

重量も約110g程度しかないので、手に取った瞬間に「これは気軽に持ち出せる」と感じました。

実際に使い始めると、普通の広角レンズとはまったく違う画の作りやすさがあります。

目の前の空間を思い切り広く取り込みつつ、被写体との距離感を大胆に見せられるので、建物、道路、室内、夜景、空など、広さや奥行きを出したい場面でかなり楽しいです。

単に広く写るだけではなく、画面全体に勢いが出るような感覚がありました。

一方で、魚眼らしいクセはしっかりあります。

水平線や建物のラインは少しの傾きでも印象が大きく変わるので、ただ広く撮ればいいというレンズではありません。

そのぶん、構図を少し意識するだけで写真の印象がかなり変わるので、撮っていてとても面白いタイプだと思います。

外観と操作感

外観はかなり個性的で、薄型のボディにレトロ感のあるフォーカスレバーが組み合わされてできています。

一般的な大きなレンズとは違って厚みが少なく、カメラに付けたときの見た目もかなり軽快です。

公式でもヴィンテージ風のフォーカスレバーや超軽量設計が特徴として挙げられていて、このレンズの独特なキャラクターをよく表している部分だと思います。

操作感はシンプルで、MFレンズとして迷いにくい作りです。

絞りリングはF5.6からF22まで段階的に動かせる仕様になっていて、細かな操作を楽しみながら撮る感覚があります。

AF任せでテンポよく撮るレンズというより、超広角らしい被写界深度の深さを活かしながら、自分で構図を作っていく感覚が似合う一本です。(撮影自体は難易度高めな印象)

また、このレンズはハイパーフォーカル寄りの使い方とも相性が良く、細かく神経質にピントを追い込むというより、距離感を掴んでテンポよく撮っていくほうが使いやすいと感じました。

描写の印象

このレンズの魅力は、まず魚眼らしい強いパース感です。

近くのものはグッと大きく、奥は一気に遠く見えるので、ありふれた場所でも画にインパクトが出しやすいです。

道や建物、天井、階段、看板など、普段は見慣れた被写体でも、このレンズを通すとかなり印象が変わります。

特に画面の中心に主題を置いたときのまとまりは良く、超広角特有の“空間ごと撮る感じ”を素直に楽しめました。

写りについては、ただネタっぽいだけの魚眼ではなく、ちゃんと写真として成立しやすいです。

中心部は見やすく、コントラストも悪くありません。

もちろん魚眼なので画面周辺は中心と同じ感覚では見られませんが、このレンズに求めたくなる「超広角の面白さ」と「軽快に持ち出せる感」はしっかり両立していると感じました。

また、F5.6スタートということもあって、暗所では明るい単焦点のような気軽さはありません。(夜景は三脚があったほうがいいかも)

ただその分、日中のスナップや風景では軽快で、コンパクトさも含めて“持っていく理由が作りやすいレンズ”です。

絞りはF22まで対応しているので、光量に応じてコントロールしやすいのも使いやすいポイントです。

「Brightin Star 10mm F5.6 Pro」の外観

Nikon Z8に装着してみると、とにかくレンズの小ささが目立ちます。

見た目のインパクトはありますが、感覚としてはZ30やZ50のような小型ボディのほうがこのレンズの雰囲気には合っている気がしました。

軽さや取り回しの良さを考えると、もっとコンパクトなボディに付けたほうがこのレンズらしさが出やすそうです。

ただ、Z8に付けるのも悪くありません。

ここまで小さいと、レンズというよりマウントキャップ代わりに付けておけるような気軽さがあって、持ち出すハードルがかなり下がります。

必要なときにサッと使える一本として考えると、こういうサイズ感はやはり大きな魅力です。

Brightin Star 10mm F5.6 Pro」の価格

各種通販サイトで¥19,600で販売されています。

以下のサイトから販売状況をご確認ください。

Brightin Star 10mm F5.6 Pro」の写真作例

Nikon Z8、ZRに装着して撮影しました。

Brightin Star 10mm F5.6 Pro」のメリットとデメリット

メリットとデメリット、それぞれありますのでまとめてみました。

メリット

  • 約100gと非常に軽く、持ち出しやすい
  • マニュアル操作の感覚がわかりやすく、使っていて楽しい
  • 価格が比較的手頃で、特殊レンズとして試しやすい

デメリット

  • 魚眼特有の歪みが強く、構図を選ぶ
  • F5.6スタートなので暗所では少し工夫が必要

まとめ

Brightin Star 10mm F5.6 Proを実際に使ってみて、率直に「遊びの幅を一気に広げてくれるレンズ」だと感じました。

普通の広角とはまったく違う視点で撮れるうえに、サイズも小さく軽いので、特殊レンズなのに持ち出すハードルが低いのがとても良いです。

魚眼レンズなので万人向けの一本ではありませんが、空間を大胆に切り取ったり、遠近感を強調したり、普段の景色を少し違う見え方で残したいときにはかなり楽しい存在です。

超広角の面白さを気軽に味わいたい人にとって、この小ささと価格は大きな魅力になると思います。

以上、「Brightin Star 10mm F5.6 Pro」についてのご紹介でした。

他にもBrightin Starレンズをご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

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