【オールドレンズ】描写力抜群のソ連製レンズ「Industar-50 50mm f3.5」実写レビューと作例紹介

Industar50の写真

人気オールドレンズに君臨するソ連製レンズ。

種類は豊富でどれか選ぶとなるとたくさんあるので迷います。

今回はそのレンズ選びの候補に入ることのできる「Industar-50 50mm f3.5」をご紹介します。

「Industar-50 50mm f3.5」について

焦点距離50mm
絞り最小 f3.5 – 最大 f16
レンズ構成3群4枚
絞り羽根7枚
撮影距離最短 1.0m – 最大 ∞
フィルター径33mm
マウントL39
重さ99g

1960年頃にソ連のクラスノゴルスク機械工場で作られていました。

英語表記ではKMZ(Krasnogorsk Mechanical Factory)と紹介されています。

レンズのデザインは至ってシンプルです。

フォーカスリングは180度回転し、ピント合わせの際に前玉が回転、ボディのフレームが前方に移動します。

この時フォーカスリングも一緒に動きます。

絞り制御は非常に不便な設計になっています。

絞りリング小さく、一番前方の部分についています。

ヘリコイドは軽めで知らない間に手が当たり、値が変わっていることがあります。

ミラーレスカメラに装着し第二の人生を与えることができ、非常に良い活躍をしてくれました。

レンズは軽く、非常にシャープな描写力です。

他にはコントラストが薄いのと、やや黄色めなイメージがあります。

過去に紹介したソ連製レンズでさらに明るく撮れて小型のレンズがあります。

こちらの記事で紹介していますので合わせてご覧ください。

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価格

フリマサイトやオークションサイトでは、だいたい¥3,000~¥5,000で取引されています。

他のオールドレンズに比べると安い方ですが、このレベルであれば十分です。

オールドレンズなのでもちろん中古になります。

下のボタンから「Industar-50 50mm f3.5」を探してみて下さい。

もしかしたら状態がいいものや格安で出品されているものがあるかもしれません。

外観

レンジファインダーカメラZorki-4に装着してみました。

当時このカメラとセットで販売していたようですので組み合わせもマッチしています。

マウント変換アダプター

中国の会社が手掛けるK&F CONCEPTのマウント変換アダプターを今回は使用しました。

非常に頑丈な印象で機能面は特に問題ないです。

作例

操作感に少し難ありですが、写し出す結果は非常に満足できました。

とても軽く持ち物に足しても影響ないので、これからも出番は増えてくると思います。

重いレンズに疲れた読者の方はぜひ一度息抜きに購入してみてはいかがでしょうか?