風景写真におススメな標準ズームレンズ!その撮り方と楽しみ方について解説!

風景写真は、美しい自然の風景や日常の風景を捉えることで、その瞬間の美しさや感動を記録する素晴らしい方法です。

私は風景写真をメインで撮っているので、とても魅力的で最高な被写体だと思っています。

その中でも、今回紹介する標準ズームレンズはその汎用性と使いやすさから、初心者から経験豊富なカメラマンまで幅広い層に愛されています。

この記事では、標準ズームレンズの魅力とその活用法について紹介していきます。

標準ズームレンズがどのように風景写真に活かされるのか、どのように撮影する際に注意すべきポイントがあるのかを解説します。

標準ズームレンズとは?

標準ズームレンズは、その名の通り、様々な焦点距離をカバーすることができる汎用性の高いレンズです。

通常、広角側から中望遠側までの焦点距離をカバーし、風景写真からポートレートまで幅広いシーンで使用できます。

このレンズは、高価なものから安価なものまでピンキリです。

中でも私が愛用しているのは「TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2」です。

以前の記事で、ご紹介していますので合わせてご覧ください。

合わせて読みたい

写真好きやプロフェッショナルなカメラユーザーにとって、卓越したレンズは創造性を広げ、驚くべきイメージを捉える魔法の道具です。 その中でも、今回ご紹介するレンズ「TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2[…]

標準ズームレンズの楽しみ方

標準ズームレンズは可変ができることから、楽しみ方が様々です。

その楽しみ方について、掘り下げていきます。

  1. 風景の広がりを捉える
    標準ズームレンズは広角から中望遠までの焦点距離をカバーするため、風景写真に最適です。
    広い景色を広角で捉えつつ、遠くの被写体を中望遠側で引き寄せることができます。
  2. 日常の瞬間を切り取る
    標準ズームレンズは汎用性が高いため、日常の様々な瞬間を気軽に撮影することができます。
    街中の風景や友人との楽しい瞬間を逃さずに残すことができます。
  3. 被写体のバリエーション
    同じ場所でも様々な被写体を撮影することができます。
    広角で建物や風景を、中望遠で花や小さな物体を、一つのレンズでカバーすることが可能です。

標準ズームレンズでの撮影方法と風景写真のコツ

それではここからは標準ズームレンズでのコツを解説していきたいと思います。

購入した際は、ぜひ参考にしてみてください。

適切な焦点距離の選択

風景写真を成功させるためには、適切な焦点距離の選択が非常に重要です。

標準ズームレンズは広角から中望遠までの焦点距離をカバーするため、シーンに合った焦点距離を選ぶことで、写真の表現力や効果を最大限に引き出すことができます。

広角側(短い焦点距離)の活用

広角側の焦点距離を活用することで、広がりや奥行きを強調した風景写真を撮影することができます。以下に具体的な場面での活用法を紹介します。

  1. 大自然の風景
    山々、海岸線、広大な野原など、広い範囲を捉える際に広角を活用します。広がりを感じさせる写真を作りたい場合に適しています。
  2. 建造物や都市景観
    建物や街並みの撮影においても広角は有効です。近くにある建物を迫力ある形で写すことができ、周囲の環境も取り込みながらシーン全体を表現できます。

中望遠側(長い焦点距離)の活用

中望遠側の焦点距離を使用することで、遠くの被写体を引き寄せてアプローチする風景写真を撮影することができます。以下に具体的な場面での活用法を紹介します。

  1. 遠くの被写体のハイライト
    遠くにある山や建物、人物などを中望遠で撮影することで、背景との対比を生かした写真を作ることができます。
  2. 風景の一部を強調
    遠くの風景の中から特定の部分を引き立たせる際に中望遠を利用します。
    風景全体ではなく、一部をクローズアップして表現したい場合に適しています。

適切な焦点距離を選ぶ際には、シーンの特性や自分の表現したい内容に合わせて広角と中望遠を使い分けることが大切です。

また、焦点距離だけでなく、被写体との距離や構図も考慮して、写真の目的やメッセージを効果的に伝えるために工夫することをお忘れなく。

被写体との距離と構図

風景写真において、被写体との距離と構図の選択は写真の印象を大きく左右します。

標準ズームレンズを使って風景を撮影する際には、被写体との距離や構図を考慮して意識することが大事です。

被写体との距離の考慮

  1. 前景の活用
    適切な前景を取り入れることで、写真に奥行きや立体感を与えることができます。
    近くにある物体や風景を前景に配置することで、背景の遠景も引き立たせる効果があります。
  2. 被写体までの距離
    被写体までの距離を調整することで、風景写真の表現が変わります。
    近くに寄ることで細部までの情報を捉え、遠くに置くことで風景の広がりや雰囲気を強調できます。

構図の工夫

  1. 三分割法
    画面を横と縦に3分割し、被写体や要素をそれらのラインに沿って配置することでバランスの取れた構図を作ることができます。
    風景の特徴的な要素を重要なポイントに配置するのに有効です。
  2. 対角線の利用
    画面の対角線上に被写体を配置することで、動きや視線の流れを生かしたダイナミックな構図を作ることができます。
    遠近感を演出するのにも役立ちます。
  3. シンメトリー
    風景の対称性を活かして中央に被写体を配置することで、バランスの取れた静かな美しさを表現できます。
    湖や池など水面を利用した風景写真で効果的です。

被写体との距離や構図の工夫によって、風景写真の雰囲気やメッセージが大きく変わります。

シーンや被写体の特性に応じて、前景の活用や構図のテクニックを駆使して、魅力的な風景写真を創り出してみましょう。

絞りの活用

絞りは被写界深度をコントロールする重要な要素です。

標準ズームレンズを使用する際に、適切な絞りを選ぶことで風景写真の表現力を高めることができます。

広い絞り(小さいF値)の活用

広い絞りを使うことで、被写界深度が浅くなり、被写体と背景との間にぼかし効果が生まれます。

以下のような場面で活用できます。

  1. 被写体の際立ち
    主題となる被写体を際立たせるために、背景をぼかすことで被写体を引き立てます。
    ポートレート風の風景写真や花のアップなどで効果的です。
  2. 背景の乱れを避ける
    人工物が写り込む場合など、背景が雑多な場合に広い絞りを使用して背景をぼかすことで、被写体と背景を分けることができます。

狭い絞り(大きいF値)の活用

狭い絞りを使うことで、被写界深度が深くなり、広い範囲がシャープに写ります。以下のような場面で活用できます。

  1. 風景全体の鮮明さ
    風景の全体像をシャープに捉えるために、狭い絞りを使って広い範囲を鮮明に写すことができます。
    特に景色が重要な場合に適しています。
  2. 前景と背景の両立
    前景と背景の両方をシャープに写すことで、奥行き感ある風景写真を作ることができます。
    建造物や自然の要素が組み合わさる場合に有効です。

絞りの選択は、被写体や写真の意図に応じて行うことが重要です。

ぼかし効果を生かして被写体を際立たせるか、風景全体を鮮明に写すかを考えながら、絞りを使い分けていきましょう。

最後に

標準ズームレンズは、その汎用性と使いやすさからどの場面でも重宝します。

さらに風景写真だけでなく、日常のさまざまな瞬間を幅広く切り取ることができます。

一本だけレンズを持って、どこか旅に出たい時は標準ズームレンズだけあれば安心して、撮影に取り組むことができます。

是非みなさんも、単焦点レンズだけではなく標準ズームレンズも購入してみてはいかがでしょうか?