今回は深圳の光学メーカー七工匠(7Artisans)から販売されました、新商品「ハンディスプリットディオプター」を株式会社焦点工房様からご提供いただきました。
このハンディスプリットディオプターは写真表現に一工夫加えることができる便利アイテムです。
使い方から作例まで詳しく紹介していきますので是非最後までご覧ください。
七工匠(7Artisans)とは
https://www.stkb.jp/shopbrand/7artisans/
七工匠(7Artisans)は、2015年に中国・深圳で、設立されたレンズブランドになります。
手頃な価格で購入できるマニュアルレンズなどを数多く揃えています。
光学設計者、生産者、コレクター、各々が得意分野を活かして作り上げられたレンズなので、使用者に寄り添った人気レンズを多数生み出しています。
「ハンディスプリットディオプター」について
レンズの前にかざすだけで、美しいボケと光の反射を作り出すことができます。
さらに手前にもピント面を作ることができます。
主にポートレートや動物、植物など、幻想的で柔らかな雰囲気を演出したいシーンで役に立ちます。
古い映画でも使用されていたこともあり歴史が深いアイテムです。
実際にこの技法を使用された映画は「JAWS」、「スタートレック」「マトリックス」などがあります。
このディオプターには、透過率の高いウルトラホワイト光学ガラスが使われており、色の再現性を向上させ、見事なボケ効果を生み出してくれます。
まるでプロのカメラマンが手がけたような作品が、手軽に再現できる便利アイテムです。
今回は「HSD-1」(屈折度+1)と「HSD-2」(屈折度+2)のセットのご紹介です。
「HSD-1」は効果が弱く、「HSD-2」では強めに効果が出る設定になっています。
それぞれ「HSD-1」と「HSD-2」とで、推奨焦点距離がありますので表にまとめました。
屈折度 | 推奨焦点距離 |
「HSD-1」(+1) | 50~105mm |
「HSD-2」(+2) | 35~85mm |
箱から取り出すと、プラスチックケースの中に部品が入っています。
傷防止のために保護シートが張られています。
細かいところまでの配慮が感じられます。
アタッチメントが同梱されています。
クリーナークロス付きなので、指紋が付着しても安心です。
使い方
使用レンズはどちらにも対応した、50mmで撮影しています。
まず手前にはiPhone、それと奥に見える街並みがあります。
中心にある建物にピンを置いて、手間にiPhoneを置くと当然、上の写真のように前ボケします。
ですがここでハンディスプリットディオプターをレンズの前に置いて撮影をすると、どちらの被写体にもピントを合わせることができます。
他にも角度をつけたり反射をさせることによって、より幻想的な写真を生み出すことができます。
比較
HSD-1
HSD-2
ネオンの方では、ぼかし効果を生かして撮影しました。
これによってライトがぼやけ、特殊な印象を与えることができます。
作例
最後に
いかがだったでしょうか?
写真に一味を加えることができるこのアイテムは、普段の撮影に刺激を与えることができます。
このアイテムを使うことで、新しい写真の表現を生み出すことができるので、みなさんも是非使用して実感してください。