今回は、2023年10月13日(金)に発売する、「7Artisans 9mm F5.6」をご提供いただきました。
超広角レンズは写真の幅を大きく変化させてくれるアイテムです。
「手頃に超広角レンズを始めたい」「解像力のある超広角レンズが欲しい」
そんな要望を兼ね備えたレンズ、「7Artisans 9mm F5.6」を開封から作例までご紹介していきます。
それでは早速本題にいきましょう!
「7Artisans 9mm F5.6」について

焦点距離 | 9mm |
フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
絞り | 最小 f5.6 – 最大 f22 |
レンズ構成 | 11群16枚 |
絞り羽根 | 5枚 |
撮影距離 | 最短 0.20m – 最大 ∞ |
フィルター径 | 非対応 |
マウント | Sony E、Nikon Z、Canon RF、Leica L |
重さ | 463g |
「7Artisans 9mm F5.6」は、中国の会社「7Artisans(七工匠)」から販売しているレンズになります。
2015年に中国の深センで誕生しました。
長い歴史があるわけではないですが、数々の良質なレンズを展開しています。
「7Artisans 9mm F5.6」は開放F5.6と低めではありますが、その分シャッタースピードを実質1/10まで下げることができるので、暗所の手持ち撮影でも使える優れものです。
焦点距離は9mmとかなり広角なため、絶景や大きなビルでの撮影で大活躍してくれます。
それでは開封から見ていきましょう!
「7Artisans 9mm F5.6」の開封

真っ白な箱に、赤のアクセントが入った丈夫そうな作りです。

開封するとに、取扱説明書と乾燥剤が出てきます。
レンズは七工匠が印字されたビニールに包まれ、左右上下緩衝材でガードされています。

レンズキャップはフロント、リアどちらも付属しています。
フロントキャップは金属で押し込み式になっており、リアキャップはねじ込み式になります。

金属鏡筒の463g、手に持つとずっしりとした感覚です。
質感はかなり上質な印象です。
フロントレンズ部は、少し突出している形状になっています。
レンズフィルターの装着は、非対応になっているので少し取り扱いに注意が必要かもしれません。

マウント部は、ブラック色に施された金属製で、モダンな雰囲気です。
対応マウントは、全部で4つ用意されています。
このレンズは、Nikon Zマウント用が装着されています。
「7Artisans 9mm F5.6」の外観


Nikon Z7に装着してみました。
金属製なので、Nikon Z7との相性もバッチリで高級さが一段上がった風貌になりました。
印字に使用されている赤色と、Nikonカメラに使われている配色が非常にマッチしています。
「7Artisans 9mm F5.6」の価格
各種通販サイトで¥70,900で販売されています。
以下のサイトから販売状況をご確認ください。
7Artisans(七工匠)で直接購入すると、カメラレンズウォーマーが先着10名様にプレゼント!
「7Artisans 9mm F5.6」の撮影テスト

それぞれの絞り値でテストしてみました。
ピントは中央に合わせています。
※撮影日の関係上、暗い写真になってしまいましたすみません…
周辺部






まずは左下周辺部の砂利で、撮影結果を確認していきます。
周辺減光は、超広角レンズということもあってか常に出続けています。
F8が一番解像感が高いです。
中心部






次に中心部を見ていきましょう。
全体的にどのF値でも、解像感が大きく変わる印象はないですが、強いて言うならF5.6とF8の間が一番解像感があります。
基本的には、F5.6固定で使用していても問題ないように感じます。
「7Artisans 9mm F5.6」の写真作例
Nikon Z7に装着して撮影しました。








「7Artisans 9mm F5.6」のメリットとデメリット
メリットとデメリット、それぞれありますのでまとめてみました。
メリット
- 超広角の撮影体験が手軽にできる
- 風景撮影で目一杯の迫力を収めることができる
- 絞りのダイヤルの感触が良い
デメリット
- レンズフィルターが使用できない
- 周辺減光が少し気になる
最後に
超広角レンズの体験をして感じたことは、とにかくどんな景色でも怖くない印象でした。
24mmでも入りきらない景色や建造物でもこのレンズなら余裕で画角に入れることができます。
純正レンズでは、なかなか販売されない焦点距離なので、新たな撮影体験をしてみたい人は是非購入してみてください。
以上、「7Artisans 9mm F5.6」についてのご紹介でした。