オールドレンズと言えばみなさんはどのレンズを想像しますか?
私は安定的でしっかりとした描写を生み出してくれる有名なシリーズ「SMC Takumar」が真っ先に思いつきます。
今回はその一つの単焦点レンズ「Super-Multi-Coated Takumar 50mm F1.4」についてご紹介します。
「Super-Multi-Coated Takumar 50mm F1.4(後期型)」について

焦点距離 | 58mm |
絞り | 最小 F1.4 – 最大 F16 |
レンズ構成 | 6群7枚 |
絞り羽根 | 8枚 |
撮影距離 | 最短 0.45m – 最大 ∞ |
フィルター径 | 49mm |
マウント | M42 |
重さ | 252g |
1972年~1975年に、旭光学工業が販売していたレンズになります。
旭光学工業は今のPENTAXになります。
前期型、後期型と別れており今回ご紹介するシリーズは後期型になります。
後期型の特徴は、ピントリングがゴムになっていることです。
ピントリングの動きは少し重みのある動きなので、細かくピント合わせが可能です。
このレンズは、開放で撮影するとかなり独特な写りをします。
特に背景が優しいボケで、全体的にふんわりした仕上がりになります。
F2.8に絞ると、かなりしっかりと写ります。
価格
フリマサイトやオークションサイトでは、だいたい¥5,000~¥10,000で取引されています。
オールドレンズなのでもちろん中古になります。
下のボタンから「Super-Multi-Coated Takumar 50mm F1.4(後期型)」を探してみて下さい。
もしかすると状態がいいものや、格安で出品されているものがあるかもしれません。
外観

フィルムカメラの、ASAHI PENTAX SPOTMATIC Fに装着してみました。
アダプターを使用し、ミラーレスへ装着するとまとまりのある見た目になります。
マウント変換アダプター

オーストラリアの会社が手掛ける、URTHのマウント変換アダプターを今回は使用しました。
材質はアルミニウムで作られているので、非常にがっちりとして肌触りもいいです。
あくまでマウントを変換するものなので、絞りやフォーカス、手振れ補正といったものはついていません。
作例
今回はNikon Z7とSony α7cにマウントアダプターを使用して撮影しました。






最後に
若干のクセがあるレンズですが、非常に良い写りをしてくれました。
オールドレンズの種類はたくさんありますが、中でもこのレンズはおススメの一つに入ります。
中古ショップやフリマサイトで見つけたら、是非購入してご自身で体感してみてください。
以上、「Super-Multi-Coated Takumar 50mm F1.4」実写レビューと作例紹介でした。