今回はAstrHori様より、単焦点レンズ「AstrHori 9mm F2.8」をご提供いただきました。
超広角レンズを使っていると、目の前の空間が一気に広がって、自分の視野以上の景色が写せるあの“特別な感覚”がありますよね。
今回紹介するレンズは、まさにその“広がり”を最大限に楽しめる一本です。
APS-C 用とは思えないほどの 111°超のワイドな画角、F2.8 の明るさ、そして何よりも 軽量コンパクト なサイズ感。
「超広角は重い・大きい・歪む」というイメージを良い意味で裏切ってくれるレンズで、街撮りや旅行、室内撮影でも気軽に持ち出せるのが魅力です。
さらに、建築や風景を撮るときに気になる 直線の歪みが少なく、自然なパースで撮れるため、“超広角なのに撮りやすい”という不思議な使い心地があります。
近接撮影にも強く、最短 20cm まで寄って撮ると、手前の要素を大胆に取り入れた表現も可能。
広角ならではのダイナミックな構図がどんどん作れます。
「コスパよく超広角の世界を楽しみたい」「建築・風景・旅スナップをワイドに撮りたい」
そんな要望を兼ね備えたレンズ、「AstrHori 9mm F2.8」を開封から作例までご紹介していきます。
それでは早速本題にいきましょう!
「AstrHori 9mm F2.8」について
スペック

| 焦点距離 | 9mm(APS-C換算13.5mm相当) |
| フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
| 対応撮像画面サイズ | APS-C |
| 絞り | 最小 f2.8 – 最大 f16 |
| レンズ構成 | 8群11枚(EDレンズ 3枚、非球面レンズ2枚含む) |
| 絞り羽根 | 7枚 |
| 撮影距離 | 最短 0.20m – 最大 ∞ |
| フィルター径 | – |
| マウント | Sony E、Nikon Z、Fuji X、Canon RF、M43 |
| 重さ | 333g(Nikon Zマウント) |
| 付属品 | フロントキャップ、リアキャップ |
「AstrHori 9mm F2.8」は、中国の会社「AstrHori」から販売しているレンズになります。
誕生は2018年で、ミラーレスカメラ、写真機材、光学製品などのアクセサリーの企画・開発・製造を行っている会社です。
「AstrHori 9mm F2.8」は、APS-C専用のマニュアルフォーカス超広角レンズです。
コンパクトなのに広く、そしてシャープ

最初に驚くのは、やはりその「画角の広さ」と「描写の破綻の少なさ」です。
9mm という超広角は構図の自由度が高く、建築物の高さや都市の奥行きを一枚に収めるのが非常に簡単になります。
特に街の交差点や、大きな建物の前に立ったときなど、このレンズなら“自分の後ろに大きく下がらなくても全体を収められる”ため、撮影体験がガラリと変わります。
夜景・暗所でも頼れる F2.8 の明るさ

開放 F2.8 というスペックは、単に「明るいから良い」というだけでなく、撮影の自由度を大きく広げてくれます。
夜景撮影で手ブレしにくい、屋内撮影で ISO を上げすぎなくて済む、動画撮影でも暗部を自然に表現できるなど、実際に使ってみると想像以上に恩恵があります。
特に夜のスナップでは、街灯の少ない場所でも十分なシャッタースピードを確保できるため、歩きながらの撮影でも気軽に撮れる点が魅力。
さらに、F2.8 開放でも像が崩れにくいので、夜の街や室内の光をしっかり拾いながら、超広角らしい“空間を切り取った写真”が撮れるのも嬉しいポイントです。
被写界深度と近接撮影の使いやすさ

最短撮影距離が 0.2m(20cm) というのは、超広角レンズにおいてかなり優秀です。
実際に使ってみると、前景にオブジェクトを配置してダイナミックな構図を作りやすく、花・小物・フェンス・看板などを近距離に置くことで“迫力のある手前ボケ+広角パース”を楽しむことができます。
超広角レンズは被写界深度が深くピントが合いやすいため、マニュアルフォーカスであってもピント合わせに苦労する場面は想像以上に少ないです。
絞りを少し絞ればほぼ全域が合焦し、スナップや街撮りでは“ほぼ置きピン状態”でも十分に撮影できてしまいます。
携帯性と利便性が圧倒的に高い

重さは約 300g 弱で、APS-C ミラーレスとの組み合わせでは非常に軽快です。
レンズが軽いということは、旅行や街歩きで“持ち出す頻度”が増えるという意味でも大きなメリット
撮影バッグに入れても場所を取らず、片手でカメラごと持って歩き続けても疲れにくい軽さです。
スナップの現場では、「広角レンズで撮りたい瞬間」は突然やってきます。
路地裏の奥行き、駅のホームの広がり、夕方の商店街など、このレンズはそうした瞬間にサッと構えられる機動力があります。
「AstrHori 9mm F2.8」の外観


今回の撮影は Nikon ZR を使用していますが、外観レビューで使用している装着イメージは Nikon Z6II を基準 にしています。
理由は、Z6・Z7・Z5 などのフルサイズ Z ボディはサイズ感がほぼ一緒で、多くのユーザーが所有しているため レンズを装着したときの見た目を最もイメージしやすい組み合わせだから です。
コンパクトな鏡筒のおかげで、Z6II に装着した状態でも前玉が主張しすぎず、むしろ ミニマルでスマートな外観 になります。
超広角レンズというと前玉が大きく飛び出しがちな印象がありますが、このレンズは前玉サイズも控えめで、Z6II のボディデザインと自然に溶け込むような一体感があります。
さらに、全体的な重量バランスも良く、Z6II のボディと組み合わせても フロントヘビーにならない のが大きな特徴です。
300g 弱の軽量レンズなので、Z6II を片手で構えても負担が軽く、街撮りや旅先で長時間持ち歩くときでも取り回しが良く快適でした。
「AstrHori 9mm F2.8」の価格
各種通販サイトで¥26,820で販売されています。
以下のサイトから販売状況をご確認ください。
「AstrHori 9mm F2.8」の写真作例
Nikon ZRに装着して撮影しました。







「AstrHori 9mm F2.8」のメリットとデメリット
メリットとデメリット、それぞれありますのでまとめてみました。
メリット
- 非球面・ED レンズ採用で周辺まで破綻しにくい描写
- 最短撮影距離 0.2m で近接撮影の自由度が高い
- F2.8 の明るさで夜景・室内撮影にも強い、Vlog・動画との相性も〇
デメリット
- 動きものや素早い撮影には不向き
- 強いパースが出るため、初心者には「意図しない誇張」が発生することもある
最後に
AstrHori 9mm F2.8 は、価格からは想像できないほど完成度の高い超広角レンズです。
111°を超える広大な視野、F2.8 の明るさ、歪みの少ない自然な描写、そして 300g 程度の軽さ。
これらが絶妙なバランスでまとまっていて、「気軽に広角撮影を楽しみたい」というユーザーにとってかなり魅力的な選択肢だと思います。
もちろん、MF専用であったりボケの質が控えめだったりと、万能ではありません。
ですが、街を歩きながら、ふと目に入った景色を大きなスケールで切り取れるこのレンズは、カメラを持ち出す楽しさを確実に広げてくれる存在です。
特に、旅行、建築、街並み、室内撮影など“空間の広がりを活かしたい人”には強くおすすめできます。
「超広角は難しそう」と感じている人こそ、このレンズで世界の広さと撮影の自由度を味わってみてください。
以上、「AstrHori 9mm F2.8」についてのご紹介でした。
今回紹介したレンズはこちら
他にもNIKKOR Zレンズをご紹介していますので、合わせてご覧下さい。
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