ニコンの精錬されたZシリーズ単焦点レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8S」実写レビューと作例紹介

今やNIKKORのZシリーズは多数のレンズが登場してきました。

中でも未だ注目されている単焦点レンズが今回ご紹介する「NIKKOR Z 50mm f/1.8S」です。

この記事では、Nikonの完成形ともいえる焦点距離50mmがどのようなレンズなのか、作例も交えてご紹介していきます。

それでは早速本題にいきましょう!

NIKKOR Z 50mm f/1.8S」の概要

モデル名NIKKOR Z 50mm f/1.8S
焦点距離50mm
絞り最小 f1.8 – 最大 f16
レンズ構成9群12枚
絞り羽根9枚
最短撮影距離0.40m
最大撮影倍率0.15
フィルター径62mm
マウントニコンZマウント
手ブレ補正効果なし
重さ415g
付属品レンズキャップ62mm LC-62B(スプリング式)、裏ぶたLF-N1、バヨネットフードHB-90、レンズケース CL-C1

NIKKOR Z 50mm f/1.8Sは2018年12月7日に発売されました。

S-Lineレンズとして、ニコンのワンランク上のシリーズとなっています。

特にS-Lineの中では比較的値段が安めなので、初めてこのシリーズの描写性能を確かめるためには向いているレンズです。

描写性能はというと、かなりのシャープネスで写りも申し分ないレベル。

筆者が思うに、ニコンの50mm単焦点レンズでは、ほとんど完成しきっている印象です。

さらにSTM(ステッピングモーター)の採用で、写真や動画での正確なAFと高速駆動が実現しています。

重量は、Fマウント時代のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gに比べて2.24倍ほどです。

ですが、カメラ本体がミラーレス時代に移行していることもあり、トータルで見ると重量は軽減されています。

「NIKKOR Z 50mm f/1.8S」の外観

外観は、ブラック一色、各種表記は白字で印字されています。

フォーカスは、AF、MFをそれぞれボタンで切り替えることができます。

レンズフードは少し湾曲するので、強い力が加わると壊れそうな印象です。

Nikon Z7装着時は、前方に倒れることなくバランスを取ることができ、見た目もばっちり合います。

サイズ感としては、FTZにAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gを装着したサイズと同じくらいです。

「NIKKOR Z 50mm f/1.8S」の作例

Nikon Z7 に装着して撮影しました。

「NIKKOR Z 50mm f/1.8S」の総評

NIKKOR Z 50mm f/1.8S」は、最高の描写性能と信頼のAF性能なレンズになります。

従来の50mm単焦点レンズに比べて値が張りますが、S-Lineとして十分な価格と言えます。

さらに、フォーカスブリージングが少ないので、動画撮影の場でも活躍することができると思います。

ニコンシリーズの単焦点レンズで迷った時は、このレンズを買っておけば絶対に後悔しないと断言できます。

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