季節ごとの美しい風景や変化する自然は、撮影者の人たちにとって魅力的な被写体です。
しかし、これに捉われることで写真のスキル向上に悪影響を及ぼすことは意外と知られていません。
私も初めの頃は、季節に左右される写真ばかりを撮影していました。
この記事では、そんな罠について10年間写真を撮り続けた私の見解からご紹介していきます。
こんな人におすすめ!
- 微妙な季節では撮る気が起きない
- 季節によって写真が下手になりやすい
- いつまで経っても上達しない
それでは早速本題にいきましょう!
季節の写真はすごく魅力的なことは確か
写真好きにとって、春の桜や秋の紅葉など、季節ごとの風景写真は非常に魅力的で人気が高いです。
私も夏の活気のある感じや、冬の寂し気な雰囲気の写真はとても好きです。
これらの瞬間を捉えることは、写真の表現には欠かせないものです。
しかし、ここで陥りがちなのが、季節にこだわりすぎてその他のスキルを疎かにしてしまうことです。
「季節の写真は素敵だし、上達には必要な要素でしょ!」そう思った方も多いのではないでしょうか?
当然、この答えは正解です。
ですが、それだけでは上達できない落とし穴があります。
なぜ季節の写真を撮ってはいけないのか?
季節ごとの写真を追い求めることが、写真スキルの向上を妨げる落とし穴になることがあります。
では実際にどんなことがあるか見ていきましょう。
中途半端な季節に困る
季節が変わる過程や、特定の時期にしか撮れないとされる写真は、中途半端な季節になると難しくなります。
例えば、夏の元気のある写真だけを得意とすると、冬や中途半端な時期に、それを表現するのは非常に難しいです。
つまり、写真を撮る時には季節に左右される雰囲気だけではなく、通年通して通用する表現力を鍛える必要があります。
特定の季節だけ得意になる
特定の季節にのみ力を入れることで、その季節以外の被写体や技術向上がおろそかになりがちです。
これが続くと、全体のスキルの均衡が崩れ、成長が限定されることがあります。
私の場合、暑い季節の写真だけを特化させていたことにより、冬の写真や季節の変わり目のタイミングでの表現に苦労しました。
クリエイティブ力が落ちる
季節の変化に合わせて同じような構図や被写体を撮り続けることで、クリエイティブな表現力が低下していくことがあります。
写真の魅力は多様性にあるのに、同じような写真ばかりでは見る人を引き付けることが難しくなります。
まとめ
それでは今回の記事で重要な部分をまとめていきます。
- 中途半端な季節の撮影に苦労する
- 特定の季節だけしか上達しない
- クリエイティブな思考が低下していく
以上が、写真スキルの向上に悪影響を及ぼす点になります。
片寄った季節での撮影ではなく、バランスを取りながら様々な被写体やテクニックに挑戦することで、結果的に上達していきます。
最後に
いかがだったでしょうか?
季節にとらわれず幅広いスキルを身につけることが、本当の意味での上達につながります。
中途半端な季節でもたくさん写真を撮影し、いつどんな状況でもクリエイティブ性のある作品を作っていきましょう!