カメラ好きなら誰もが撮りたいと思う、「エモい写真」。
普段、同じような思考やモチベーションで撮影しているだけでは、ありきたりな写真になり「エモい」を生み出すことは難しいです。
この記事では、そんな悩みを一掃するエモい写真の撮影マル秘テクニックを紹介します。
実際に普段から「エモい」を意識して撮影している私がその手法をお伝えしていきます。
それでは早速本題にいきましょう!
ありきたりな写真になる原因
ありきたりな写真が生まれる原因は様々ですが、その中でも特によく見られる要因を紐解いていきましょう。
これらのポイントは、カメラに慣れてきた人や、プロの写真家の人でも当てはまります。
慣れ親しんだ構図やポーズの採用

頻繁に使用される構図やポーズは、観る人に既視感を与え、写真を平凡にしてしまいます。
新しい視点や斬新なアングルを見つけることが、写真に独自性と驚きを与える鍵です。
ただし構図が悪くなると写真の品質が落ちるので基礎を踏まえた上で、周りの作品と差をつけていきましょう。
安易な自動設定の依存

自動設定機能を頼りにしすぎることは、写真の表現力を制限します。
露出や焦点距離などの設定を手動(Mモード)で調整することで、より細かな表現が可能になります。
必ずしも適正露出で出力される写真が正しいとは限りません。
被写体とのコミュニケーション不足

ポートレート撮影にいえることですが、被写体とのコミュニケーションが不足すると、写真に深みやストーリーを表現することが難しくなります。
被写体との対話や相互理解を大切にし、写真に感情や物語性を込めましょう。
たとえ会話ができない風景であっても、その場での情景や時間帯などを考えることは様々あります。
ある意味、自然との対話が必要とも言えます。
一般的な環境での撮影

普段の生活環境や一般的な場所での写真撮影は、クリエイティブな要素が不足しがちです。
新しい場所や非日常的なシーンで撮影することで、写真に新たな魅力が生まれます。
たとえば普段写真に取り入れない、非日常なものを加えることにより深みが増します。
クリエイティブなアプローチの不足

クリエイティブな発想やアプローチが欠けると、写真は同質で平凡になりがちです。
一味違ったテクニックや表現方法に挑戦することで、写真に深みや芸術性を加えることができます。
エモい写真が撮れるカメラの撮影マル秘テクニック
「エモい写真」って一体何でしょう?
その定義を理解することが、撮影の方針を立てる重要な第一歩です。
感動を呼び起こす写真の特徴や、観る人に深い印象を残すためのポイントを解説します。
フィルムカメラを使用する

フィルムカメラは、デジタルカメラとは異なる独自の魅力を持っています。
その特有の特性を理解し、活かすことで、「エモい写真」の表現に新たな可能性を引き出すことができます。
フィルム写真で注目すべき点は、フィルムに選択によって写真がかなり変化するということです。
デジタルに比べて独特な形で出るノイズは、まさしく「エモい」を表現してくれます。
さらに被写体やシチュエーションに合わせてフィルムを選択することで、写真に特有の雰囲気を与えることができます。
私のお気に入りのフィルムカメラはNikon F3 HPです。
こちらの記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。
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画質を荒くする


画質を荒くするテクニックは、あえて完璧なクリアさから逸脱し、写真に荒々しさや独自の質感を与える手法です。
この手法を取ることで、写真に新たな表現の可能性が広がり、独自の雰囲気が生まれます。
フィルムカメラでは自然とノイズが載ってくれますが、現代のカメラではノイズを出すことが逆に難しいです。
もしお手元に加工ソフトがあれば、少しガサガサになるように加工してみてください。
JPEG撮って出しの方は、ISOを上げてシャッタースピード上げて調整してみましょう。
出来上がりの写真を見ればきっと、味のある結果が出ると思います。
シルエットを使用する


シルエットを活用するテクニックは、被写体を影として捉えることで、写真に深みと謎めいた雰囲気を与える効果的な手法です。
シルエットは形状やディテールを抽象的に表現するため、観ている人に余白の感じ方を委ね、感動的な写真を生み出します。
シチュエーションとしては、夕暮れ時や、暗い空間での撮影がおすすめです。
アンダーに明るさを調整する


アンダーに明るさを調整するテクニックは、写真に陰影と深みを与え、独特の雰囲気を生み出す手法です。
逆光や強い陽光が当たる状況でも、敢えて明るさを下げることで、写真に表情豊かな陰影やコントラストをもたらします。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回の記事では、「ありきたりな写真から脱却」し、「エモい写真」を撮るためのテクニックをご紹介しました。
これらの方法を組み合わせ、自分なりのスタイルを見つけることで、写真としての満足感や周りとの差が格段に向上することでしょう。
是非、エモい写真を撮りたいと思った方は是非お試しください。